ある日、地球に空いた大穴で、地球を貫通している。
大掛かりな調査と観測が続けられ、「AGI波」という未知のエネルギーがあること、
それにより穴の拡大が防がれていること、穴の内部では時間の流れが遅くなることが
判明している。今まで十二年間全く変化がなかったが、突如光の柱が出現し、中から
謎の生物が飛び出して来た。しかし時を同じく現われた騎士団の奮闘により事態は
収拾される。騎士団長は穴について何か知っている様子で、
「あの穴を生み出したやつは相当苦しみ抜いたはずだぜ」
とアルバート博士に語っている。
大空洞から出ている未知のエネルギー。
穴の拡大を防ぎ時間の流れを遅くしているようだが、それも推測の域を出ない。
大空洞の異変が起きる際に放出量が若干弱くなり、さらには消失してしまったが、
異変後は元に戻った。
幼いころに、速人から“約束”と同時に貰ったお守り。
つくよが常に身に着けていて、大空洞から光の柱が出て落としてしまった際には
危険をかえりみず、取りに戻るほど大事にしている。
騎士になった速人と再会したあと、彼の発した“約束”という言葉に反応した
ように見えるが、意味するところは謎。
大空洞が12年ぶりに異変が起きた際に出現したもの。
AGI波とは別のエネルギーだとされている。光の中に居た正治は、体が寒くなり
重力を感じなくなったと証言している。中から地球上に存在しない生物が
多数出てきており、その一部は騎士団によって倒されている。
真木が所長を務める大空洞を調査する民間の研究所のこと。
しかし大空洞が謎に包まれているため、日々AGI波を観測する監視所と
つくよに言われている。以前はつくよの父もここに勤めていた。
地下になにか秘密があるようで、その他にもバリア?を張る謎のスイッチがあるなど
その全容はまだ明らかにされていない。現在は特異点として騎士団に守られている。
一九九九年第一回が開催された、各国の研究者が穴に関する情報を交換しあう会議。
かつて一年置きに開催されていたが、AGIリングが完成した翌年の第七回で、
調査内容の微々たる進展を理由に一時廃止される。しかし今回の光の柱出現で
急遽開催される運びとなった。
つくよのニックネームのひとつだったが、騎士団出現後は、速人のおひめさまという
意味で使われている。しかしおひめさまが何を指すのかは現在では謎のまま。